hatora's blog

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自動化なんかクソくらえ(RPAに騙されるな)

最近の風潮

タイトルはやや煽ってみました。
最近自動化ブームですよね?
RPA」と言う言葉もかなり浸透してきたのではないでしょうか?

ここ最近、自動化という言葉は「魔法のツール」のように使われていますが、果たしてそうなのでしょうか?自動化すれば幸せになれるのでしょうか?
いま一度、「自動化」と言う言葉について見直してみましょう。

自動化の目的

こういう言葉を最近よく耳にします。
「何から自動化したらいいかわからない」
「どんな作業が自動化に向いてるのかわからない」




ちょっと待ってください、落ち着いてください



そもそも何が目的で自動化するんですか
工数削減するためですか?
品質を一定に保つためですか?

自動化とは「目的ではなく手段」である

そうです。
自動化は手段です!大事なことなので2回言います(笑)
自動化は手段です!!

この認識を間違えている人がまぁ多いです。
自動化を「目的」として捉えてしまっています。

工数を削減する」という目的であれば、まず初めにする事は「分析すること」です。
何に時間がかかっているのかを分析することです。それも事細かく。
例えば、打ち合わせに時間がかかっていると言うだけではダメで、打ち合わせそのものなのか?議事録を書く時間なのか?
打ち合わせのどこに時間がかかっているのか?議事録のどこに時間がかかっているのか?
こういったところまで事細かく分析する必要があります。

例えば議事録に時間がかかっているという理由で、音声議事録システムを導入しようと言う結論に安易に至ってはいけません。
もう一度言います。目的は何でしょうか?
工数を削減することが目的であれば、まず第一に検討する事は「議事録をとらないこと」です。

今回は議事録を例にしましたが、
時間のかかっている作業をやめてしまう
ことが最も簡単で効果のある手段です。
そもそも誰も議事録を読み返していないのであれば、作成する必要などありません。

自動化うんぬんは、その後に議論する事柄です。

さいごに

自動化に悩んでいる人がいればまず、自動化の目的は何かを振り返ってみて下さい。